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2016.7.13

素敵なライダーになろう! 「グッド♥マナーJAPAN RIDERS」

●「グッド♥マナー JAPAN RIDERS」というライダーのマナーアップ宣言活動が展開されています。

●ネットやイベントを通じて行われた“マナーアップ宣言”は、全国のライダーの間で着実に増えています。

●素敵なライダーの輪を広げ、バイクのプレゼンスを向上させていこうという取り組みにもなっています。

 

ネット上で展開されるライダーのマナーアップ

2014年3月から、一般社団法人日本二輪車普及安全協会(日本二普協)は、「グッド♥マナー JAPAN RIDERS」(ジャパンライダーズ宣言)という専用Webサイトを開設しています。多くのライダーが、バイクを利用する際のマナーを積極的に向上させていこうという取り組みです。
Webサイトを覗いてみると、活動の趣旨が説明され、投稿用のフォーマットが用意されています。パソコンやスマートフォンから自分のニックネームとマナーアップ宣言文(100字以内)を自由に書き込むことができ、送信するとその宣言文がネット上に公開される仕組みです。

■グッド♥マナー JAPAN RIDERS専用Webサイト:www.japan-riders.jp/

日本二普協の専用Webサイト

日本二普協の専用Webサイト

日本のバイク文化をもっと素晴らしいものに

日本二普協の担当者は、「全世界から注目される2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに、日本のバイク文化をもっともっと素晴らしいものにしたいですね。そのためには、バイクのイメージアップとライダーのグッドマナーが欠かせない要素です。バイクの“危ない”“うるさい”というイメージを払拭して、交通社会の模範となる“ジャパンライダーズ”が全国にあふれるよう推進していきたい」と話しています。
この活動の賛同パートナーには、二輪車の国内4ブランド、海外11ブランド、二輪車関係7団体が参加しています。国内外のブランドが協力して行う活動は異例のことで、まさに二輪車業界を挙げて取り組んでいます。
その背景には、2020年までに国内の二輪車市場を年間100万台規模まで拡大するという業界目標があることも大きい要素となっています。市場を拡大するためには、「危ないから、うるさいから、バイクは不可」というバイクのネガティブなイメージを払拭し、好感度の高いバイクのイメージをつくっていく必要があるようです。

ジャパンライダーズ宣言のロゴマーク

ジャパンライダーズ宣言のロゴマーク

さまざまなバイクイベントでも呼びかけ

ジャパンライダーズ宣言をいかに盛り上げていくか、日本二普協と賛同パートナーの各社・各団体は、さまざまな機会ごとに活動のPRを行っています。
反響が大きかったのは、2014年3月に開かれた「大阪モーターサイクルショー」と「東京モーターサイクルショー」でのPRブースです。両会場合わせて3,000人以上のライダーが宣言を行い、著名ライダーを含む200人以上の人たちがビデオメッセージの収録に協力しました。

2014年大阪モーターサイクルショーで紹介された ジャパンライダーズ宣言

2014年大阪モーターサイクルショーで紹介された
ジャパンライダーズ宣言

ほかにも、日本二普協が展開している二輪車の安全運転講習会「グッドライダーミーティング」や、一般社団法人日本自動車工業会と共催で行った「バイクの日スマイル・オン」イベント、メーカーや販売会社、業界団体が行うバイクイベントなど、さまざまな機会を捉えて宣言を募っています。
またWebサイトでも、「フェイスブック」や「ツイッター」を活用して、そうしたイベントがあるごとに情報発信を行い、活動の拡散を図っています。

慎ましさ、控え目さがライダーの美徳

さて、ジャパンライダーズ宣言は、自分が決めたことを自分で実行するスタイルだから、枠にとらわれない発想で自由に取り組むことができます。しかし、“グッド・マナー”といっても抽象的で、いざ自分が何をすべきか考えると、なかなか具体的な行動は描きにくいものです。
ライダーの安全運転やマナーの問題に詳しいバイクジャーナリストのKAZU中西さんは次のように言っていました。
「周りから『あのバイクは危ないな』『あのバイクはいやだなあ』と思われることをしないのがライダーのマナーです。とくにドライバーから嫌われがちなのが、追い越しです。コーナーの多い道など、後ろからバイクが来て抜かされるとヒヤッとします。クルマがファミリーカーだったりすると、親が子供に『バイクは危ないね』って教え込むことになってしまいます。こうした積み重ねが広まったのがいまの現状です。日本の国は、もともと『慎ましさ』とか『控え目さ』が美徳です。バイクの運転でもそこを強く心がけることができると思います。」
また、中西さん自身も大阪モーターサイクルショーでジャパンライダーズ宣言を行っています。そのときの宣言文は、「小さな子供たちがいる前で大きな音を立てて通過しない」というものでした。
「子供は素直ですから、うるさいバイクが通れば耳をふさぐし、エンジンの回転を下げて、静かにゆっくり通過すれば『カッコイイ』って手を振ってくれるんです。路地では子供が遊んでいるわけですから、即座に停止できる速度で走るのもマナー。それをいつも心がければ、社会がライダーを見る目も変わってくると思います。未来のライダーである子供たちのためにも、思いやりをもったライディングを心がけましょう」と呼びかけていました。

ライダー以外の人にも参加してほしい

大型のスポーツバイクをこよなく愛する漫画家・本田恵子さんにもお話をうかがいました。「いつも時間に余裕をもって、ゆとりのある行動をとることがグッドマナーに通じると思います」と、この方は自分自身の心がけについて話します。ジャパンライダーズ宣言の活動を知って、最近では積極的にマナーアップについて考え、周囲にも呼びかけているそうです。

本田恵子さんが描くマナーアップ宣言のイメージイラスト (c)本田恵子

本田恵子さんが描くマナーアップ宣言のイメージイラスト
(c)本田恵子

また、「子供に対して、危険なものを安全に使う知恵を教えるのが教育です。中学校や高校でバイクに触れる授業があったら、『安全に乗るにはどうしたらいいだろう』と、子供が真剣に考える教材になると思います。これはバイクという乗り物を正しく認識することにつながるし、教育の現場でしっかり触れていくことが大切だと思います」という提案もされていました。

(c)本田恵子

(c)本田恵子

最後にジャパンライダーズ宣言の活動について意見を求めると、「グッドマナーが広がって、『私もバイクに乗りたい』というところまでいかなくとも、『私はバイクが好き』という人たちが増えれば嬉しいですね。宣言活動のサイトにも、ライダー以外の人たちがどんどんやってきて、乗らない立場から意見を書き込める場所があってもいいと思います」と話しています。
こういったアイデアからは、グッドマナーを宣言するジャパンライダーと、バイクには乗らないけれどもそれを応援する“サポーター”といったイメージも膨らみます。世界に誇れるジャパンライダーズの広がりに大いに期待しましょう。

Motorcycle Information」2014年11月号・特集より
本内容をPDFでもご確認いただけます。

素敵なライダーになろう! 「グッド♥マナーJAPAN RIDERS」